キャッチコピーの作り方で気を付けているポイントがあります。そのひとつに「言葉の立体感」。それはどういうことなのでしょうか。
気を付けているキャッチコピーの作り方ポイント「立体感」
昔、有名なコピーライターの先生が
「言葉が原稿用紙から立ち上がる」
というようなことをおっしゃっていた記憶があります。
具体的にはそれがどういうことなのかは
書く人によって違うかもわかりませんが、
私はいつもそのことは気にしています。
自分流にかみくだいて言うなら、
「説明ではないこと」。
ですかね。
たとえば水のビジュアルがあるとして。
選び抜かれたミクロフィルターで
ろ過して最先端技術で開発した
プロテインを加えた透明水。
これは説明的コピーです。
それをなんとか立体的に考えると
鍛え上げられた健康水。
という感じでしょうか。
説明でなく、
言葉の奥に
工程の物語が感じられれば
OK。ということかな?
と思っています。
見た感じ通りの
透明な、というような
説明がない方が、
言葉と絵との距離感が出て
トータル的に立体的になります。
映画などでも
しぐさでわかれば
セリフはいらない。
心の動きが目の演技でわかれば
ナレーションはいらない。
というのと似ていますね。
キャッチコピーが完成したら
そのコピーに立体感はあるか?
ということを検証すると
よいような気がしますね。