コピーライターでありCMプランナーでもあるのはどういうこと?

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CM企画

コピーライターでありCMプランナーでもあるひとがいます。私もそのひとり。これはどういうことなのでしょうか?



コピーライター兼CMプランナーって何?

 

コピーライターとCMプランナーは
厳密には違う職業ですが、

CMプランナーが
CMにつけるナレーションや
キャッチコピーを書く場合もあれば、

コピーライターがCMの企画をしたり

アイデアを出したりすることも
あります。

 

ただし広告代理店のクリエイターは
境界線があいまいで、

CMプランナーと名乗っていても

だいたいのイメージと
メインのキャッチコピーだけ
作って、

実際は
フリーのCMプランナーや
コピーライターを雇って仕上げ、

それをまとめてクライアントに
プレゼンするひと、

つまり
クリエイティブディレクター

である場合も多いですね。

フリーランスで、
「私はCMプランナーです」
とはっきり言うには、

「CMの企画コンテが書ける」
ことが必要です。

 

コピーライター兼CMプランナーになった経緯

 

私はもともとグラフィックのコピーライターで
小さな広告制作会社でポスター新聞雑誌、パンフレット、
チラシ、パッケージ、なんでも書きました。

その後、

入ったひとつめの中堅広告代理店では
CMメインの班に配属され
テレビとラジオの企画とコピーを担当していました。

CM制作会社の方と組むのですが
目が回るほどの忙しさで

なんでもやれないと
間に合わないため

CM制作手順が自然にわかり、
絵コンテがだんだん
書けるようになります。

そして、
ふたつめに転職した
大手広告代理店は

再びグラフィックの

コピーライターとして
入社するのですが、

映画好きで
脚本学校にも通っていたので

やはり映像制作がしたくなり、
CM雑誌などにコツコツ
絵コンテを投稿している
うち

雑誌に載るようになります。

それで上司に相談して
CM制作の部署に変わらせて
もらいました。

それから3年くらいは
現場でCMプランニングをがっちり
学び、

フリーランスになろうと決めた頃、
再びグラフィックのコピーライターの
部署に転属させてもらって

フリーのコピーライターとして
きちんとやっていけるよう練習。

同時にグラフィック、CM
両方のパイプをつくって独立したため、

コピーライター兼CMプランナーと
なったのです。

それでもメインはコピーライターなので
他のCMプランナーの方ほど
絵がうまくない。

ということでかなり
自主練をしつつ、

CM企画アイデアをまず
文章でシナリオにしてから
絵を書きました。

ここ何年かは
絵の勉強をディープにしているので
いまならもっと楽に描けますが。

つまり、

 

どの職場で働くかによって
コピーライティングがメインになったり、
CMプランニングがメインになったりするわけです。

ただし

向き不向きがあります。

とりあえず両方やってみると
どちらに向いているのか
すぐわかると思います。

映像がめちゃくちゃ好き、という場合は
CMプランナーから
CMディレクター、
つまりCM演出家になることもありますね。

 

撮影現場で「監督」と呼ばれる立場の人です。

その場合は
CMの企画コンテだけでなく

秒数で割る映画の絵コンテのような
「CM演出コンテ」も書けるのが条件となります。

 

コピーライターにしろ、
CMプランナーにしろ、

よいコピー、
面白い企画を連発しなければ
フリーランスなら会議に呼ばれない、

会社員ならよい仕事が来ないわけで
不安定な職業ではありますので

ちょっとした勇気は必要ですね。