映画キャッチコピーの作り方「すべてを伝える」「すべてを伝えない」

キャッチコピーの作り方

映画や演劇のキャッチコピーって、本当に多様です。作り方のメソッドなんてあるのでしょうか?私が考えるポイントのひとつは「すべてを伝える」でも「すべてを伝えない」こと。ってどういうこと?

映画キャッチコピーの作り方

映画好きにとって、
映画のキャッチコピーを頼まれることは
ものすごくわくわくします。

全米が震えた。

とか

愛と感動のスペクタクルNO.1

みたいな
ざっくりとした集客コピーは
別として

作品に寄り添う
キャッチコピーの作り方、
ということですが。

ミュージカルのキャッチコピーや
映画のパンフレット
のお仕事をするとき、

通常の商品とはまた
違った楽しさがあります。

さまざまな映画があり、
テイストも違うので

絶対コレ、という作り方は
ありませんし、

制作サイドが気に入らなければ
世に出ることはありません。

個人的に
心がけていることがあるとすれば

すべてを伝える。
でも、すべては伝えない。

ということでしょうか。

具体的に3点あげてみますと

あらすじ濃縮100%

映画を見た後、
「そう。たしかにそういう物語だった」
じーん。と思わせたいですよね。

だから
ストーリーを濃縮して

すべてを伝えます。

そこに世界観を足します。

自分が書いたコピーではありませんが
よいキャッチコピー例として
ピックアップしてみました。

永遠の4日間。「マディソン郡の橋」

出典:楽天

そうそう、そういう物語でした。じーん。

旅人と主婦の4日間の淡い恋が
果てしない時を経て
永遠の愛になるお話でしたね。

7文字のコピー中に
あらすじと世界観が含まれています。

「永遠」という言葉から
熟してる感というか

甘酸っぱい香りもしてきます。
映画のテイストをよく
表現していますね。

これが

「愛の4日間。」だと
時間の流れが感じられません。
すべてを伝えられていませんね。

込めたのは、銃弾と愛。「レオン」

出典:楽天

そうそう、そういう物語。でしたね。じーん。

孤独で無口なスナイパーが
美少女を守り抜くストーリーです。

短いコピーの中に
主人公の職業や孤独感
人生が香ってきますね。

ネタバレしない

ラスト5分は絶対に○○
みたいなコピーはよく見かけますが、

これは

全米が泣いた。

と同じカテゴリーのコピーです。

内容については
何も伝えていません。

かといって、

映画の内容を濃縮して
すべてを伝えても

ネタバレしてはいけません。

ラストは
どうなるんだろう?

と思わせなければ。

だから

すべて伝える。

けれど、

すべては伝えないこと。

一例として

彼女の記憶が消えるとき、愛までも消えてしまうのだろうか。 「私の頭の中の消しゴム」

出典:楽天

美しい韓国映画です。

キャッチコピー前半で
ストーリーが濃縮されていて

後半ではネタバレさせずに

で、ふたりはどうなるの?!

どきどききゅんきゅん
させていますね。

写真の説明をしない

映画のキャッチコピーの場合、
文章だけで成立するというより、

ビジュアルと合体して
より効果を発揮しなければ
なりません。

だからこそ、
ビジュアルの説明は
必要ありません。

ワンシーンを見れば
世界観がわかります。
ストーリーも見えます。

だからこそ
あらすじや登場人物など
細かく伝えるのではなく

伝えるべきことは
作品のテーマ
なのですね。

一例としては

 

自分をあきらめない。ロッキー・ザ・ファイナル

出典:楽天

老いたロッキーの人生感と
観客に伝えたいテーマ。

ただ、
スタローンファンとしては

映画館の予告編で観た

「ランボー怒りのアフガン」の
CMキャッチコピー

今度の敵はソ連軍15万人だ。

がすごくわくわくしたことをよく
覚えていますが。。。

生きているのは、おとなだけですか。「誰も知らない」

出典:楽天

柳楽くんが出演していた
子供だけで暮らす日本映画。

ビジュアルはじっとこちらを見つめる
子供の柳楽くんです。

映画の内容や
子供について何も
説明はしていませんが

社会問題のテーマを
ストレートに伝えるキャッチコピーだと
思います。

まとめ

映画のキャッチコピーの作り方には
いろいろありますが

すべてを伝えるけれど
すべては伝えない。

つまり
説明ではなく
テーマを見せる
ことがポイントですね。



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